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June 22, 2019 ~ 1 min read

ノードの種類【ブロックチェーン】


ビットコインは、インターネット上のpeer-to-peerネットワークアーキテクチャとして構成されています。

peer-to-peerまたはP2Pという用語は、ネットワークに参加しているコンピュータ(=ノード)がそれぞれ同等の立場を持ち、平等で特別なノードがなく、すべてのノードがネットワークサービスを提供する負荷を分担していることを意味します。

実はノードにはいくつか種類があります。

まず、ノードは以下の4つの機能が組み合わさってできています。

  1. ルーティング:ネットワークに参加するためにすべてのノードが持っている機能で、トランザクションとブロックを検証して伝搬し、その他のピアを発見して接続を常に保っています。

  2. ブロックチェーンデータベース:これまでの取引記録(ブロックチェーン)を全て持っています。

  3. マイニング:新しいブロックを作り出す競争をしており、proof-of-workアルゴリズムアルゴリズムを解くための特別なハードウェアを稼働させています。

  4. ウォレット:その名の通り、財布の機能を持っています。

これらの機能を全て持つノードのことをフルノードといいます。

いくつかの本で紹介されているBitcoin Coreもフルノードです。

他にも組み合わせによって様々なノードが存在します。

例えば、ブロックチェーンデータベースとルーティングを持っていて、ネットワークの末端で外部と接続するエッジルータとして機能しており、交換所や決済システムなどのサービスを構築できるノードなどもあります。

私たちに一番身近なノードは恐らくウォレットとルーティングを持っているSPV(軽量)ノードになると思います。

これはスマートフォンなどで動作することができるように、ブロックヘッダのみをダウンロードしており、トランザクションは必要に応じてダウンロードするようになっています。

ルーティングはメインのネットワークに参加するための機能ですが、特殊なプロトコルすなわち拡張されたネットワークで動作するノードの場合は、ルーティングの代わりに、そのネットワークに参加するための機能を持っています。

ノードの種類は大体以上のようになっており、モバイルウォレットとかはSPVノードになっています。

また、少し気になったかもしれませんが、今の一般的な取引所の場合、取引所の大元は暗号通貨のメインのネットワークとつながっていますが、私たちが暗号通貨を購入しても、それ単体ではブロックチェーンには書き込まれず、書き込まれることがあっても取引所全体として書き込まれます。

要するに、取引所が持っている暗号通貨を何人かの人で分け合ってて、取引が行われたときは、取引所のデータを書き換えている感じです。

だから、取引所の暗号通貨が奪われると、そこに預けていた人たちのお金が無くなるということになります。

ブロックチェーンは画期的な発明かもしれませんが、個人個人の理解が非常に重要にもなっています。


Keitaro Yamaguchi

ケイタロです. うどん・寿司・天ぷらが好きです.
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