最近よく、AIに仕事を奪われるとか、仕事を奪われないためにはこれをすべきとか、奪われても新しい仕事ができるといった話を聞きます。
こういった話って、仕事を奪われることが悪いという前提の話だと思うんですが、僕はこの前提に少し疑問を持っています。
仕事を奪われるって、良いことじゃない?って思ってしまうんです。
何故なら、AIが仕事を奪うってことは、人間が働かなくても、社会が回っていくってことだから、働かずして、基本的な生活ができるようになると考えるからです。
極論ですが、食料さえソーラーかなんかで動くロボットが自動で作ってくれれば、何もせずに生きることはできると思いますし、、、
ただ、そうなった時に管理は誰がするんだっていう反論は分かります。
それは、最低限以上の生活をしたい人がしたり、他にも旅行とか娯楽を楽しみたい人は、サービス業に従事したら良いように感じます。
しかし、そのサービス業さえもロボットがしてしまうようになったら、一生遊んで暮らせるまでいってしまいそうです。(もちろんそれは、まだまだ先で非現実的ではありますが)
他にも給料もらえなかったら、生活できないでしょとか、それは理想論とか、それも何となく理解できます。
ただ、僕が経済とか金融の仕組みをそこまで詳しく知らないのが原因なのか、お金ってただの手段だと思っていて、もし食料をロボットが作ってくれるんだったら、食料はお金で買う必要がなくて、もっと別のシステムで、全員が食料を得られるようにできるってやっぱり思っちゃうんです。
例えば、食料品券を配ったり、いっそのこと配給制にしたりです。
また、ベーシックインカムも最近話題になっていますが、普通にありなんじゃないかなと思います。
どこから捻出するかなど、もちろん問題も多くあるとは思いますが、これを導入すると、生活保護者の見極めの必要も多分無くなって、公務員の人員削減にもつながるし、あわよくば年金も大幅に減らせたり、そこでの人件費削減にもつながると思うからです。
そしてそれ以上のサービスを受けたい人が、働いて手段としてのお金を稼ぎ、使えば良いと思うんです。
でも、働かずに、最低限の生活ができたらいいなあと思っている人は一定数はいそうです。
いま、都市への人口集中や地方の人口減少も問題になっていますが、地方の方が土地が安く、ベーシックインカムで最低限の生活を保証してくれるんだったら、地方に移り住む人も多くなりそうとも思います。
少子化の問題も保育所の少なさや質が騒がれていますが、そもそも親がいれば問題ないし、最低限の生活ができるんだったら、子供を産むことへの抵抗を無くなりそうです。(ただ子供に良い教育を受けさせたい時は厳しいかもしれません)
まあ、そんな社会はまだ先だと思うし、日本の発展(GDPとか?)を考えると、無理っていうのも分かるので、この考えは奥に秘めたまま、AIに奪われにくい技術や頭の使い方を磨いていきたいとは思っています。
それに、人間何かを作ったり、サービスしていたりしないと退屈で死んじゃうんじゃないかと思っているんで、意味はあんまりなくても、働くために働くっていう仕事もできるんじゃないかって思ってます。
後、楽しいことばかりだと、それが楽しいことじゃなくなり、何をしても楽しくなくなると思うんで、しんどいこと苦しいことも、生活には必要だとも思います。